事前審査ってどこの銀行でするんですか?

住宅ローンを組む際には、購入の前に「事前審査」という手続きが必要になります。 これは、金融機関が「この人にいくらまで融資できるか」を判断するためのものです。 では、実際にどこの銀行で申し込めば良いのでしょうか?
多くの方は、大手銀行を含めた複数銀行で、事前審査を行う
住宅ローンの事前審査では、三菱UFJ銀行と三井住友銀行に申し込むケースが多いです。 この2行は、住宅ローンの審査体制が整っており、 不動産会社や担当者との連携も取りやすいという特徴があります。
また、契約に進む際の「エビデンス(証明)」として、 これらの銀行の審査結果を提示できる点も大きなメリットです。 審査が通ることで、売主側に「この人はローンが組める」と安心してもらえるため、 購入の交渉がスムーズに進みます。
事前審査は“借入先を決めるため”のものではない
誤解されやすいのですが、事前審査を出した銀行で 必ずローンを借りなければならないわけではありません。
事前審査はあくまで「融資の可否」や「借入可能額」を確認するためのものです。 その後、複数の銀行やネット銀行の金利・条件を比較して、 最終的にどこで借りるかを決めることができます。
つまり、事前審査=最終決定ではなく、 「契約に進むための安心材料」や「比較のための第一歩」と考えておきましょう。
なぜ複数の銀行で審査するのが一般的なのか
不動産購入では、2〜3行ほどに同時に事前審査を出すのが一般的です。 銀行によって審査の基準や金利、保証料の有無、団信(団体信用生命保険)、取り扱う物件が異なるため、 複数比較することで自分に最適なローンを選びやすくなります。
また、万が一1つの銀行で通らなかった場合でも、 別の銀行で審査が通るケースもあるため、リスク分散の意味でも有効です。
担当者との連携も大切
住宅ローンの審査では、銀行とのやり取りがスムーズに進むかどうかも重要です。 不動産仲介担当に相談することで、どこの銀行に事前審査を出すとよいか、必要書類の確認やスケジュール調整などがスピーディーに行えます。
ネット銀行は金利が低い傾向にありますが、やり取りがすべてオンラインになるため、 初めて住宅ローンを利用する方には少しハードルが高いと感じることもあります。 そのため、担当者にしっかりサポートしてもらいましょう。
まとめ:担当者と密に連携しながら、複数行での事前審査を
住宅ローンの事前審査は、購入手続きのスタート地点です。 まずは信頼性の高い三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの大手銀行で審査を行い、 融資可能額や条件を確認しておくと安心です。
その上で、他の銀行やネット銀行も比較しながら、 自分に合ったローンを選びましょう。 「どこで借りるか」よりも、「安心して契約を進められる準備」が大切です。