皆さんどれくらいの期間で購入する人が多いですか？

中古マンションを探し始めてから購入に至るまで、「みんなどれくらいの期間で決めているんだろう？」と気になる方も多いと思います。実際には、思っているよりも短い期間で購入を決める人が多いのが現実です。

平均では「内見5件以内」で決める人が多い

統計的に見ると、多くの方が平均5件以内の内見で購入を決めています。意外と少ない印象を持つかもしれませんが、本当に希望条件を整理して探し始めると、比較的早い段階で「これだ」という物件に出会うケースが多いのです。

また、マンション市場は動きが早く、良い条件の物件ほどすぐに申込が入ります。「もう少し考えよう」と迷っているうちに他の人が契約してしまう…ということも珍しくありません。

不動産においては、短期間で集中して探す方が良い結果につながりやすいです。なぜなら、理想の条件をすべて満たす物件は、どのエリアでも3ヶ月に1回出てくれば良い方といわれているからです。

条件を明確にして短期間で内見を重ねることで、市場感や価格の相場が早くつかめるようになります。すると、後悔の少ない判断ができ、スムーズに購入を決められるようになるのです。

「1年くらいじっくり探したい」という方もいますが、実際には、1年経ってもより良い物件が出てくるとは限りません。 むしろ、同じ条件のエリアで探しているうちに価格が上がったり、ローンの金利や条件が変わることもあります。

「1年前に見たあの物件を買っておけばよかった…」という声も多く、結果的に時間をかけた分だけチャンスを逃してしまうケースが少なくありません。

短期間で良い物件を見つけるためのポイントは、 「条件の洗練」と「決断のスピード」です。条件を絞りすぎず、「自分たちが本当に大事にしたいポイントは何か」を明確にしておくこと。そして、良いと思った物件が出たら迷わず行動に移すこと。この2つが、満足のいく中古マンション購入の鍵です。

不動産探しは「早い者勝ち」ではありますが、焦る必要はありません。ただし、チャンスを逃さない姿勢が大切です。情報を集め、信頼できる担当者と一緒に動けば、限られた内見数でも理想の住まいに出会える可能性は十分にあります。